2012.05.07 Monday
2代目商店主よ、努力で逆境を跳ね返せ!
2代目商店主よ、努力で逆境を跳ね返せ!
2012/05/06 12:15
【外信コラム】イタリア便り
スーパーに客を奪われた小売店の息子の多くが親の商売を引き継がないのは、イタリアでも同じだ。ローマのわが家の周囲でも、食品系商店、特に精肉店の数が激減しているが、2代目の努力でかえって繁盛している商店もある。
例えば、わが家の鮮魚店は2代目。値段が高いことで有名だが、魚の種類と鮮度で成功している。わが家が魚を刺し身で食べることが多いのを知っていて、大勢の客の前でも平気で「これは鮮度がやや落ちるからお宅には向かない」と言うので、こちらが困る程だ。
食料品店店主も2代目。愛想が良い上、スーパーにはない珍しいチーズ類で店の特徴を出している。週2回、道路に露店を開く農家も2代目。農産物の新鮮さと安さで大繁盛である。
職人では、水道業者の2代目が手間賃は高いものの、携帯電話で呼び出せば直ちに飛んできてくれるので心強い。先日、この水道業者の2代目がこう言っていた。
「今のように商店が減り、職人の数が激減している時代こそチャンスです。商売の特色を生かし真面目に客に対応し、固定客を確実につかめば、そこらのサラリーマンよりずっと収入も多いのですよ」と。
わが国の2代目商店主らにも通用する言葉ではないか。(坂本鉄男)
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渡部温は江戸幕府に仕え、大政奉還後は沼津兵学校で教授を務めた。語学の専門家で、中国の漢字字典の校訂を行ったほか、多くの洋書を翻訳。イソップ物語の翻訳本はベストセラーとなり、財を成した。後に実業界に転じ、兵学校教授時代の同僚らと造船に不可欠なロープを製造する会社(東京製綱)を興した。
朔は、その長男で、農学者、官僚としてドイツ式の近代的農業経営を我が国に導入したほか、農協や信用金庫の元となる概念を紹介した。
次男の康三は、東京音楽学校(現東京芸大)に在籍し、金管楽器コルネット奏者となった。また、我が国最初のオペラ上演にも携わっている。後に実業界に移ったが、成功しなかった。
この展示会に合わせ、記念講演会が二十四日午後一時半から同本店四階ホールで開かれる。渡部家の子孫が講師を務める。
入場無料。予約不要。
(沼朝平成24年3月22日号)


